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テキスト&フォト&イラスト by キム・パプコ | ||||||||
第42回9-10月号 モリゾーとキッコロ、森へ帰る。 ![]() 陽が落ちて赤富士となる「夢みる山」(企業7社の共同パビリオン) |
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「愛・地球博」が閉幕しました。そして夏休み(遅いよ!)に入った勢いで、 閉幕直前に駆け込みで行ってきました。万博は、これが初体験。終了後になってしまいましたが、 せっかくなので現地の様子をお伝えします。 名古屋は早朝からジワジワとこみあげるような蒸し暑さ。 平日の朝6時起きで出かけたのに、案の定、リニモに乗る段階から超混み! 車両が浮上しないと走行できないから人数制限アリ、と聞いて安心してたら、 結構すし詰め状態です。西口ゲートの最寄り駅に着いたものの、 開場1時間前から既に5000人の列が…。それでも周りの人は動じません。 後ろに並ぶ地元のおじさんは、雨が降ってもカッパと椅子を速やかに取り出して手慣れたもの。 来場15回と聞いてビックリしたけど、地元では40〜50回のリピーターはザラなんですって。 そんな状況なので贅沢いわず、できれば日本館、あとは多少の外国館が観れれば…という ささやかな願いを胸に入場しました。 | ||||||||
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さて、最初に目の前に現れたのは、長久手日本館の竹で編んだ巨大な手作りドーム。壁面にも緑が植えられ熱負荷の低減を謳うだけあって、並んでいる間も涼やかです。目玉となっている“全天球映像システム”も圧巻で、360度の球体スクリーンは、ぜひ映画業界で利用してもらいたい!環境にやさしいとは言えないかもしれないけど…。 その他の外国館はどこも各国の特色を活かし趣向を凝らしていて、クロアチア館ではミニマルアートのような演出で塩田の情景を空から見たり、スイス館ではなんとアルプス登山?!そしてカナダ館では、雪の降りしきる森を歩いているような錯覚が私を襲います。一方、アジア諸国の各館では民芸品をみやげ物屋のように売っている所も多く、ほとんど叩き売り状態でした。 | ||||||||
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やがて夜になるとゴンドラから見える会場全体の 景色は一変。特にメイン・エントランス近くの「夢見る山」は、 燃えるような赤富士となって華を添えていました。その頃までには、 贅沢いわない計画のおかげで、十分に目的は達成しておりました。 会場内では、全体に食事は驚愕の高さでしたが、ドライミストによる低温化効果や、 分別ゴミの徹底ぶり(名古屋市民には常識でしょー)など感心する部分も多く、 そういう部分はもっとじっくり観察したかったです。 閉幕後は、熱烈なリピーターの方々が“燃え尽き症候群”に陥らないかとチョット心配。でも、サツキとメイの家、迎賓館、レセプションホール、およびグローバルループの一部は残されるとのことなので、会期中に行けなかった方(自分を含む)もバリバリ通った方も、ぜひ訪ねてみるとよいですね。他にも場所を変えて再利用されるものもあるようなので、今後の出会いも楽しみにしたいです。 (名古屋市在住のChiekoサン、お世話になりました!) 愛・地球博→http://www.expo2005.or.jp/ モリゾーとキッコロの休日→http://www.morizo-kiccoro.jp/ | ||||||||
●Kim’s近況● ただいま、夏休み中。朝から行動すると一日24時間って長かったのね〜。でも、ぼんやりしてるとアッという間です。時間を大切にしよう!と初心にかえる日々。 |
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